プロフィール

性別 男
年齢 60歳後半
住居地 長野県

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2008-08-01

池の防水補修

今年も、もう8月です。
60を過ぎると、時の流れと、頭髪のバイバイの速いこと。

池の修復の開始のタイミングを狙っていました。
天気がよく、風が無く、仕事が暇であること。
今日はその条件をクリアーです。

今回は、FRPの練習を兼ねて少しだけやってみました。

 
FRPの材料です。
一番前のボトルは硬化剤です。樹脂に1~2%混ぜて使います。
中列右から、プライマーです。
下地塗料です。コンクリートの細かいヒビなどに浸透し
防水と上に塗る樹脂の接着力を高める役目があります。
左の丸い缶はトップコートです。
仕上げに塗り、樹脂を保護し耐候性を高めます。
上のビニールの袋に入っている物は滑り止めの砂で、
トップコートに混ぜて塗ります。
左の四角の缶は、洗浄剤のアセトンです。
刷毛などの洗浄に使います。
後ろの大きい缶が主剤の樹脂です。
パラフィンを含んでいるインパラと、パラフィンを含んでいない
ノンパラがあります。インパラは硬化後パリパリに硬くなります。
今回はノンパラを使います。
硬化後、柔らかさを保持させるためと、ノンパラはパラフィンを混ぜると
インパラ化できますが、インパラはノンパラ化できないからです。


道具です。写真上の右から
ポリカップ。1リットルです。樹脂の計量用です。
左の丸い筒は養生シート。現場のゴミの混入を防ぐため使います。
中列右から
塗布用のローラーと塗料トレイです。
その左の緑の柄のはローラーの柄です。
左隣は、脱泡ネジローラー2本です。
樹脂塗布後ガラスマットの中の空気を追い出すために使います。
一番左は、説明は要りませんが刷毛2本です。
写真手前右
ゴム手袋とスポイトです。10ccと2ccです。硬化剤の計量に使います。


防水用ガラスマット#450 5m2本です。
2重積層で10平米予定しています。


20センチくらいに適当に手でちぎりました。細かいガラス繊維が
飛散しますので、防塵マスクが必要です。

作業手順
最初にコンクリートが十分乾いていることを確認し、
プライマーを塗布します。コンクリートに十分滲み込ませます。
1回目が乾くまで待ちます。気温により違いますが約15~20分。
ほとんど乾いたら2回目を塗り、また乾くのを待ちます。
                ↓
プライマーが乾いたら樹脂でガラスマットを塗り込みます。
まず、樹脂に硬化剤1~2%を混ぜてよく攪拌します。
今回は硬化を遅らせるため、1%でいきました。
すぐに硬化を始めますので、段取りしっかりしておきます。
                ↓
樹脂をプライマーを塗布した上にたっぷり塗ります。
その上にガラスマットを置きます。ガラスマットは数種類の大きさの
ものを用意しておくと、作業がスムーズに進みます。
                ↓
ガラスマットの上から再度樹脂を塗ります。刷毛でガラスマットを
叩くように塗ると、樹脂がガラスマットの中によく浸透します。
                ↓
ネジローラーでガラスマットを擦りながら、マットの中の空気を追い出し
ます。空気が混入していると、下地との密着が不十分で耐久性と防水
性を阻害することになります。
                ↓
以上で作業は終了です。このあと仕上げとしてトップコートの塗布が
ありますが、次回にします。


プライマーを2回塗りしました。
1回目は滲み込みがすごかったですが、2回目は少なかったです。


下地に樹脂を塗り、その上にガラスマットを置き、ガラスマットの上から
再度樹脂を塗ります。樹脂が硬化するまでにネジローラーで、
マットの中の空気を追い出しながら、ガラスマットが十分樹脂を含むよう
ローラーをかけます。


ガラスマットは使用前は2~3ミリもあり、キャンバス地のような
質感です。こんな分厚いものを塗るのと思っていましたが、
樹脂で塗り込むと、ティッシュペーパーのような薄さになって
しまい納得です。


本日の失敗
樹脂がついた脱泡ローラーを不用意に置いていたところ
池の底が剥がれてしまいました。 トホホ・・・・です。

今日は練習も兼ねていたので、約1平米ほどでしたが、
暑さのため、結構きつかったです。

次回は、いつに。。。

 

 
朝顔も昼過ぎには暑さでぐったりしおれていました。


紫式部です。

明日、八月二日は長野市のびんずる祭りです。